去りゆく女たち……
ある日、三人娘が来ていた。ホモたちはめずらしくいなかった。霊界で会合でもあるのだろうか。
ターザン女は……もう絡みついてこなかった。何かいつもとようすが違っている。ほかの二人もただ黙って私を見つめている。どこか寂しげである。
するといきなり 、
「どうせ私たちは幽霊よ――」
(寂しげな幽霊たちのこの言葉はいまでも心に焼き付いている。)
「イーヒッヒッ」
「イーッヒッヒッ」
「イーヒッヒッ」
と、ツバメが旋回するように、座敷の奥へとつぎつぎ消えていった。順番に一人ずつ消えていった。
あとに残ったのは異次元世界の静寂と、「終わったんだなあ」という、一人無人島に取り残されたような底知れぬ寂しさであった。
とうとう彼女たちは成仏して上の次元へと上っていったのだ。
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